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東山魁夷せとうち美術館 秋の特別展 「いにしえの美にまなぶ-古画のうつしと日本の美」

  • 美術

チラシ画像:「駿牛図」模写 井上耐子 2002年 個人蔵


 日本画は、線描と色彩が綾なす、長い歴史に育まれた絵画です。日本画創造のステップにおいて、伝統をひもとくことは重要な試みであり、その一つに古典絵画を写す「模写」という手法があります。摸写は、線や色彩を解体し、再び組み立てていく作業であり、千年も数百年も前の作品を写し取ることによって、その時代の空気や制作者の思いや感覚までもよみがえります。画家なら誰しも一度は、模写を通して解き明かされる筆線や色彩を学び、創造の力としています。
 本展では、昭和42年の法隆寺金堂壁画再現事業に22歳で安田靫彦班の助手として参加した、日本画家の井上耐子氏(武蔵野美術大学名誉教授)の協力を得て、古典絵画の模写から描くことの魅力を再考します。あわせて長野県信濃美術館 東山魁夷館の協力を得て、同館所蔵の東山魁夷が中央アジアの旅で描いたスケッチシリーズ「天山遙か」を紹介します。

開催日 2020年09月19日 (土) ~ 2020年11月08日 (日)
休館日:月曜日 ※9月21日(月・祝)は開館、9月23日(水)は休館
開催場所 香川県立東山魁夷せとうち美術館
料金 620円(20名以上の団体料金 490円)
主催者 香川県立東山魁夷せとうち美術館
TEL 0877-44-1333

香川県立東山魁夷せとうち美術館

住所 〒762-0066
香川県坂出市沙弥島字南通224-13
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