瀬戸内海歴史民俗資料館地域連携展示 「豊かな恵みをうけて　－昔の道具からたどる豊島のくらし－」

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瀬戸内海歴史民俗資料館では、香川県が取り組む文化財レスキュー事業の一環として、平成28・29年度に県内の資料館や小学校等に保管されている民俗資料の所在確認調査を行いました。豊島小学校では昭和57年（1982）から、郷土資料室が設けられ、祖先の生産道具に関する郷土学習が行われてきました。その後、平成28年度に豊島小学校と豊島中学校が施設一体型小中併設校となった際、それまで小学校の郷土資料室に保管・展示されていた民俗資料が旧中学校の倉庫に移動されることになりました。それら約500点の農具や漁撈用具・石工道具・生活用具等は、島の暮らしや文化を考えるうえで貴重な資料群です。
平成30年度には、瀬戸内海歴史民俗資料館が豊島の方々や、豊島の文化に関心のある方々の協力を得ながら、それらの資料の再整理を実施しました。一連の活動を踏まえ、今年度は、豊島での地域連携展示を実施し、あらためて豊島の豊かな自然の恵みをうけた産業や豊島のくらしを昔の道具からたどります。

瀬戸内海歴史民俗資料館