東山魁夷せとうち美術館 2019年度 第４期テーマ作品展 「心に映る自然」

• 美術

【１階展示室】熱意の筆跡　　　【２階展示室】静謐の構図
 
テーマ作品展は、東山魁夷（1908-1999）の版画を中心とする当館収蔵作品の中から、季節や画題、取材地などのテーマに基づいて作品を選び紹介する所蔵作品展です。
今期は「心に映る自然」と題して、風景との出会いをもとにイメージを作り上げる魁夷の、全身全霊を傾けた数々の表現に迫ります。
まず１階展示室では、丁寧な色の塗り重ねや、軽やかなタッチなど、魁夷の筆使いが感じられるスケッチや下図、リトグラフなどを展示します。心の内に捉えた自然の姿を懸命に画布に表わそうとする、画家の真摯な想いが伝わってきます。
２階展示室では、魁夷の風景画の画面構成の魅力を、丸、三角、四角など、単純な図形を用いて探ります。画面からの広がりを感じたり、見るだけで気持ちが安らいだり、感情にも働きかけてくる色や形の効果を感じながら、作品との対話をお楽しみください。

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香川県立東山魁夷せとうち美術館