漆芸研究所「石井磬堂・音丸耕堂展」

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石井磬堂作「狭貫彫 堆朱硯箱 菊鳳凰之図」の収蔵を記念して、「石井磬堂・音丸耕堂展」を開催します。
石井磬堂は明治後期から昭和初期にかけて活躍した漆芸の名工で、この硯箱は、一対をなす料紙文庫とともに高松松平家の調度としてセットで制作されたものですが、戦後期に、硯箱だけが行方不明となっていました。
その硯箱が、3年前に再び姿をあらわしたことから、この度、県で購入し、料紙文庫とともに県立ミュージアムにおいて所蔵することとなりました。
この展覧会では、長い間、離れ離れになっていた二つの名品を、７０数年ぶりに二つ並べて皆様にご覧いただくとともに、磬堂の弟子で後に人間国宝となる音丸耕堂の作品をあわせて展示し、磬堂から耕堂につながる彫漆の系譜を、15点の作品等で紹介します。

開催場所